デスクトップをノート型にしただけの現在のノートパソコンは,まだ第一世代でしかない。でも,第二世代の登場を促す材料が揃ってきている。数年後,今のノートパソコンは,もう存在しないかも?
パソコンメーカーは,今年のクリスマスシーズンに向け,新型ノートパソコンを準備中だ。1年を通じて低調だったパソコン市場で,ノートパソコンだけは好調な売り上げを記録した。今年のクリスマスシーズンは,ノートがデスクトップの売り上げを上回ることは誰も疑っていない。
アップル社のパワーブックもビルドアップの噂がある(O'Grady's PowerPageの記事)。1.2GHzで,新しいマザーボード,ブルートゥース接続をサポートし,OS Xでのみ起動する。…で,OS Xでのみ起動となると,アップルは2003年からそのハードを提供するとしていることから(アップル社のリリース),1月の米国でのマックワールドエキスポに発表がずれ込むのでは? という話。クリスマス向けに出したいところだが,新しいマザーをいかす方が得策,という判断だ。だがそれらの身近な話をちょっと置いておいて,ノートパソコンには次々と大きな変化が迫っている,というのはよく聞く…。
TDK社からの新型ハードディスクヘッドの話も,そのひとつにつながる(MYCOM PC WEBの記事)。そして,現在の10倍ほどの充電能力を持つ,メタノールの燃料電池(WIRED NEWSの記事)。さらにノートパソコンをノート型でなくするために必須となる,有機発光ダイオード・ディスプレー(OLED)の利用(WIRED NEWSの記事)。デスクトップパソコンに比べ,破格的に進化する材料が揃っているノートパソコンは,みていて面白い面白い。
|